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大雨災害の復旧費など5億500万円の補正予算可決 戸沢村議会 村には「集団移転対策室」新設へ

2024年12月4日 18:00
大雨災害の復旧費など5億500万円の補正予算可決 戸沢村議会 村には「集団移転対策室」新設へ

戸沢村議会の12月定例会が4日開会し、ことし7月の大雨災害の復旧費などを盛り込んだ5億500万円の補正予算案が可決されました。村では1月から「集団移転対策室」を新設し、蔵岡地区の集団移転に関する事業計画を策定していく考えです。

村議会では12月定例会としては過去最大となる総額5億500万円の補正予算案が提出され、原案通り可決されました。7月の大雨被害の復旧事業費が中心で、道路の復旧費用などに4億5000万円が盛り込まれました。
村では、今回を含めてこれまでに4回、補正予算を計上していて、このうち大雨被害に関連する費用はあわせて23億円に上るということです。

戸沢村加藤文明村長「今後は関係各機関とともに防災集団移転事業が早期に着手できるよう調整を図っていく」

蔵岡地区の集団移転をめぐっては、村は近日中に地区のすべての住民に対し、「移転先の希望」など集団移転に関する記名式の意向調査を行う考えを示しています。
村は1月、役場内に「集団移転対策室」を新たに設置し、県から派遣された職員らとともに事業計画の策定などを進めていく予定です。
加藤文明村長はまた、今後の村の防災対策について「災害時の役場機能の維持のため、将来的には役場の移転を検討すべき」との考えを示しました。

最終更新日:2024年12月4日 19:47