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4月の平均気温が過去20年間で最高に コメどころ庄内の田植えシーズン大幅に早まる

2024年5月7日 17:39
4月の平均気温が過去20年間で最高に コメどころ庄内の田植えシーズン大幅に早まる

コメどころの庄内地域は例年よりも大幅に早く田植えのシーズンに入りました。4月の平均気温が過去20年間で最高となり苗の生育も早く進む中、三川町では生産者が田植えに追われています。

三川町押切新田の菅原義弘さんの田んぼです。この日は1000アールの田んぼのうちおよそ200アールにつや姫の苗を植えました。
4月の暑さの影響を受け、ことしの田植えは例年よりも4日ほど早め5月2日に始めました。

菅原義弘さん「例年と比べてかなり早いですね。4月中、非常に高温が続いて日照時間も長かったので苗の成長が著しく伸びたと思う」

三川町に最も近い気象庁の観測地点・酒田市・浜中の4月の平均気温は11.9度。4月の平均気温としては2003年以降で最も高く、庄内地域に6つあるすべての観測点でも過去最高を更新しました。
また、4月後半の種まきの時期も厳しい暑さとなった日もあり、発芽への影響が心配されましたが、菅原さんは温度管理を徹底してしのぎました。発芽後は高温と日照量が多かったことが味方し、苗は良い状態に仕上がったということです。

菅原さん「高温は厳しかったが、焼けてしまったとか芽が出ないということはなかったので苗づくりは上手くいったかと思っている。ことし1年間しっかりと丁寧にコメを作っていきたいと思っているので今年もおいしく召し上がっていただけたら」

せっかく苗づくりがうまくいっても、気になるのは今後の気温です。
去年は夏の猛暑の影響で県内の1等米比率は今の検査制度が始まって以来過去最低になるなど高温はコメの品質に大きく影響します。菅原さんはイネの成長に合わせて水の管理を徹底するといった高温対策を行ってことしも品質の良いコメを作りたいと話ていました。