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暑さに強いコメの新品種導入に向け山形県が運動本部設置 高温アラートの運用も開始

2024年4月24日 17:44
暑さに強いコメの新品種導入に向け山形県が運動本部設置 高温アラートの運用も開始

暑さに強いコメづくりへ舵をとります。去年夏の記録的猛暑の影響で山形県産米の一等米比率が大幅に低下したことを受け、県は24日、暑さに強い新品種導入に向け検討などを行う運動本部を設置しました。

県農業技術環境課 佐藤隆士課長「高温に負けない生産体制づくりを一番の柱に掲げ高温少雨対策マニュアルを活用して品質向上を図るとともにスマート農業技術を活用して日本一の品質確保や収量安定食味向上を強力に推進する」

去年夏の記録的猛暑の影響で、県産米の一等米比率は12月末現在の数値で過去最低の45パーセント、全国順位は31位と著しく品質が低下しました。
これを受け県は24日、「やまがた温暖化対応米づくり日本一運動本部」を設置しました。県や市町村、それにJAなどがタッグを組み今後、雪若丸といった高温に強い品種の作付け面積の拡大や、暑さに強い新品種導入に向け検討を進めていくとしています。

県農林水産部 星里香子部長「ことしも異常高温の可能性があるということで暑さに負けないコメづくりをしっかり進めていかなければいけない。ことしのコメは一等米比率を元の95パーセントを超える良品質のものを生産することを目標に一丸となって頑張っていきたい」

また、県は、設定した気温を超えた場合メールで生産者に通知する「高温アラート」の運用を22日からスタートしました。ハウス内の温度や田んぼの水の管理に役立ててほしいとしています。

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