「全てにおいて一番良い年なのに…」 台風に備え東根市のモモ農家が収穫前倒し
山形県内の果樹農家は台風対策に追われています。収穫期を迎えている東根市のモモ農家を取材しました。
東根市本丸北2丁目にある岡田健祐さんの畑では27日、台風接近を前に早朝からモモの「川中島白桃」の収穫に追われていました。
モモ農家・岡田健祐さん「収穫は朝5時から8時までの3時間行っている。台風が上陸するということでなるべく早めに収穫している」
岡田さんは当初、8月末にかけて収穫を行う予定でした。
モモ農家・岡田健祐さん「これまでの生育は品質的には玉の大きさや色、甘さ…全てにおいて、モモづくりをしてから一番良い年になった」
しかし、台風接近を受けて、26日から予定を前倒しして作業に当たっています。予定より実が小さかったり色付きが進んでいなかったりするモモも台風被害を防ぐために収穫せざるを得ないということです。
岡田健祐さん「どちらかと言ったら雨の方が心配。実が軟らかくなったりするので。実はぶつかったりするとすぐ傷がつく。中生品種の『あかつき』から良い品質で収穫できてきた。川中島白桃も良い品質で出荷できるよう収穫作業を頑張りたい」
岡田さんは28日までに全てのモモを収穫することにしています。