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三川町独居高齢女性殺人事件 発生から1週間 窓ガラス割られた廊下付近に何者かの足跡

2024年9月30日 18:05
三川町独居高齢女性殺人事件 発生から1週間 窓ガラス割られた廊下付近に何者かの足跡

三川町で1人暮らしをしていた90歳の女性が殺害された事件の発生から1週間余りが経過しました。現場には住民のものではない足跡が残っていて、何者かが侵入した可能性があることが分かりました。

この事件は、9月22日午前10時ごろ、三川町横山の無職・阿部祥子さん(90)が自宅1階の寝室で意識と呼吸が無い状態で倒れているのが見つかり、その後死亡が確認されたものです。遺体には頭や胸などに多数の外傷があり、警察は司法解剖の結果などから殺人事件と断定し、捜査を続けています。
現場では30日も午前中から捜査員が入り、鑑識作業に当たっていました。
捜査関係者によりますと、遺体には刃物でつけられたような傷はありませんでしたが、何かで殴られたような痕が残っていました。傷跡は自分では触れないような場所にあり強い力が加わってできたものとみられています。
また、犯行時間は発見前日の21日午後から22日午前までの間と推定されています。阿部さんと親交があった近くの住民によりますと、21日の昼過ぎ、阿部さんが家を訪ねてきて2時間ほど会話したといいます。
阿部さんの自宅は一部2階建てで、1階の間取りは玄関から入って左手に廊下と和室、仏間があり、右手には居間と台所、風呂場、阿部さんの寝室がありました。
捜査関係者によりますと、これまでの調べで、1階玄関脇の廊下の窓ガラスが割られ、その周辺に阿部さんのものではない何者かの足跡が残っていたことが分かりました。犯人はそこから侵入した可能性があるとみられています。
事件発生から1週間以上が経ち、依然犯人の行方は分かっていません。警察は引き続き、発生前後に現場近くを通行したドライブレコーダーの映像を集めているほか、範囲を広げて検問や聞き込みを行い、犯人の行方を追っています。