277点が出品の東北清酒鑑評会 「吟醸酒の部」で酒田酒造「上喜元」が評価員特別賞
東北6県の蔵元が出品する東北清酒鑑評会のことしの結果が発表され、「吟醸酒の部」で酒田市の酒田酒造が最優秀賞に次ぐ評価員特別賞に輝きました。
東北清酒鑑評会は、東北地方の酒造業者の技術と品質の向上を図ろうと、仙台国税局が毎年開いています。ことしは東北6県から148の蔵元が参加し、「吟醸酒の部」と「純米酒の部」にあわせて277点が出品されました。
このうち、「吟醸酒の部」では143点のうち45点が「優等賞」に選ばれました。その中でも酒田市の酒田酒造が出品した「上喜元」が高い評価を得て、最優秀賞に次ぐ評価員特別賞に輝きました。評価員からは「柔らかな呑み口と厚みのある甘味に酸味がバランスよくすっきりとした後味」などと評価されました。
受賞した酒田酒造には8日、仙台国税局の職員が訪れ、佐藤正一社長らに「評価員特別賞」と「優等賞」の賞状を手渡しました。
酒田酒造・佐藤正一社長「東北の鑑評会は全国のほかの鑑評会よりも狭き門になっている。その中で優等賞をいただけてその中でも評価員特別賞をいただけたことができたので大変うれしく感じている」
県内の酒蔵が東北清酒鑑評会で上位2位以内の賞を獲得するのは2年連続です。