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かみごたえがあり強い辛味が特徴 長井市で山形おきたま伝統野菜の一つ「花作大根」の収穫体験

2024年11月7日 18:13
かみごたえがあり強い辛味が特徴 長井市で山形おきたま伝統野菜の一つ「花作大根」の収穫体験

置賜地方に古くから伝わる伝統野菜を広く知ってもらおうと、長井市で伝統野菜のひとつ、「花作大根」の収穫体験が行われ、参加者たちがダイコンを使った漬物の味を楽しみました。

長井市花作町で6日行われた収穫体験。置賜地域の飲食店関係者など合わせて4人が参加しました。

生産者・横沢芳一さん「少し見えているものとか。はっぱが大きくても中は小さかったりする。くじ引きみたいに楽しんで抜いてみて」

収穫しているのは、この地域で江戸時代から栽培されてきたという「花作大根」。一般的なダイコンより噛み応えがあり、強い辛みが特徴です。

「けっこういいかも」「小ぶりだった!」「お、いいやん。いいやん」

横沢芳一さん「普通の大根は上に伸びてくる。花作大根は短いので頭は出てこない」

この収穫体験は、戦前から置賜地方で栽培されていた「山形おきたま伝統野菜」を広く知ってもらおうと県置賜総合支庁が企画しました。
山形おきたま伝統野菜には小野川温泉の豆もやしや、南陽市のオカヒジキなど合わせて19品目が認定されています。
この日は長井市の農家・横沢芳一さんの畑で収穫体験を行ったほか、花作大根を使った料理も試食。横沢さんお手製の漬物のほか、塩こしょうで味付けしたダイコンのステーキなどを味わいました。

「最初がすごい甘い後から辛くなる。納豆とか薬味に最高」
参加者「普通のダイコンにはない旨味が感じられた。辛みが強いが火を通すとすごい甘くなる。いただいた大根を鍋に入れて食べてみようかなと」
県置賜総合支庁農業振興課石塚奈緒主事「非常にいい反応をいただいて伝統野菜のおいしさを直に感じてもらえた。伝統野菜の味わいを楽しんで少しでも多くの人に魅力が伝わればと思う」

県は、こうしたイベントを通して伝統野菜の魅力発信や普及拡大につなげたいとしています。

最終更新日:2024年11月7日 20:39