6月にやまがた紅王の大玉コンテストを寒河江市で開催へ 出荷量は40トンを予定
去年本格デビューしたやまがた紅王の知名度向上や生産者の意欲向上を目指しことしも6月にやまがた紅王の大玉コンテストが開催されることが25日、発表されました。
これは山形市で開かれた県産サクランボのブランド力強化を話し合う会議で県側が明らかにしました。
「やまがた紅王」のさらなる生産拡大と流通促進を目的に、県は去年同様、6月下旬に寒河江市の最上川ふるさと総合公園で「大玉コンテスト」の開催を予定しています。1位の大玉生産者には賞金12万円が贈られます。
県によりますと、やまがた紅王のことしの出荷量は、去年より23トン多い40トンを予定していますが、割合としては、県のサクランボの出荷量の0.3%しかない状況です。
県園芸大国推進課近野広行課長「コンテストを目指して大玉づくりに一生懸命になっていただくきっかけにしていただき、高品質な生産に取り組んでいただければと思う」
一方、会議では生産者からは高齢化などで労働力確保が年々難しくなっていることが意見としてあげられました。
県農林水産部星里香子部長「生産者、集荷業者、小売りなどみんなでブランド力を高めていく形でやまがた紅王をみんなで育てていきたい」
県は、アルバイトのマッチングアプリを活用して県内外から短期間のアルバイトを募集したり、JAが行っている1か月単位で生産者の仕事を無料で紹介する取り組みを通したりして、人材確保に努めてほしいとしています。