フジテレビ問題で山形県内の系列局でもCM差し替え 影響広がる 「一刻も早く信頼回復を」
タレントの中居正広さんの女性トラブルをめぐり、フジテレビのCMを差し替える動きが相次いでいる問題で、山形県内の系列局にもCM差し替えの影響が広がっていることが分かりました。
この問題は、タレントの中居正広さんと女性とのトラブルをめぐるフジテレビの一連の対応などを踏まえ、スポンサーによるCM差し替えが相次いでいるものです。
フジテレビは27日夕方から28日未明にかけて10時間を超える記者会見でトラブルをめぐる対応の経緯などを説明しました。一連の問題の影響は県内の系列局にも及んでいます。
フジテレビ系列のさくらんぼテレビジョンによりますと、これまでに県内のスポンサー3社がフジテレビ制作の番組などをさくらんぼテレビで放送する際のCMを当面見合わせ、公共広告を発信しているACジャパンのCMに差し替えたということです。県内の3社のうちの1社はYBCの取材に「親会社の指示でCMを差し替えた」としています。
このほか、東北電力も県内を含む管内のエリアでフジテレビ制作の番組でのCM放映を当面、見合わせます。東北電力山形支店の担当者は「コンプライアンスは大事な問題であり、同業他社の状況も参考に総合的に判断したと思う」としています。
また、スーパーのヨークベニマルは、1月21日の夕方から26日までフジテレビ系列のさくらんぼテレビなどの南東北3局でのCM放映を見合わせましたが、その後の対応は「未定」としています。
さくらんぼテレビの担当者はYBCの取材に「キー局の事案だが、お騒がせして申し訳ない。フジテレビに対しては、一刻も早く真相解明と信頼回復に努めてほしいと要望している」と話しています。