女性バスガイド死亡事故を受け上山市で緊急対策会議 現場の旅館前は横付けしないよう要望
山形県上山市の温泉街で17日、バスを誘導していたバスガイドがバスにはねられ、死亡した事故を受け、警察は19日、市内の観光関係者などを対象にした緊急対策会議を開きました。会議では事故防止に向けて観光バスを旅館前に横付けしない対策などが示されました。
この事故は、17日朝、上山市新湯にある旅館の玄関口で、横付けしようとバックしていたバスを後方で誘導していたバスガイドの女性がバスと電柱の間に挟まれて死亡したものです。
19日、事故の発生を受けた緊急対策会議が開かれ、かみのやま温泉旅館組合や県バス協会など11の関係機関が出席しました。会議では、出席者から「事故が遭った場所は小学生の通学路になっているにも関わらず道幅が狭く、大型バスが停車することでより危険性が増している」として改善する声が上がりました。
上山地区地域交通安全活動推進委員協議会の担当者「特に朝は交通量が多く、ちょうど観光客も出発する時間帯で、前に車を停める場所(駐車場)があるのでそこで乗降して安全に誘導していければいい」
再発防止策として、事故があった旅館の玄関前では観光客が乗車する際にはバスの横付けをしないようバス会社に対して要望していることが報告されました。