長井市4年後をめどに自動運転バス導入へ 12月から実証実験 利便性アップや運転手不足解消目指す
運転手不足の解消などを目的に長井市は4年後をめどに自動運転バスの導入を目指しています。12月から始まる実証実験を前に25日、関係者がバスに乗り込み、乗り心地や安全性などを体験しました。
長井市内を走る1台のバス。人が運転することなく公道を走る自動運転バスです。車体には取り付けられた3つのセンサーと2つのカメラが人や車など周囲の状況を検知し、指定されたルートを自動で走行します。
「道路上にターゲットラインが引かれていてセンサーで位置を確認しながら安全にカーブを曲がっていく」
長井市では、交通機関の利便性アップや運転手不足解消などにつなげようと、12月21日から自動運転バス1台を試験導入し、実証実験を行います。1日6便、最大乗員9人で長井駅や交流施設くるんとなど市内5か所を結んで運行する予定です。
この日は出発式が行われ、関係者らが実際にバスに乗り込んで自動運転を体験しました。
内谷重治長井市長「信号付近で交差点は危ないかと思ったがそんな心配も杞憂に終わった。ぜひ市民の皆さんにも体験してもらえたらと思う」
実証実験の運賃は無料で12月21日から来年1月24日まで行われる予定です。