サクランボの盗難被害撲滅へ 寒河江市で本格的な収穫期前に対策会議 防犯カメラ設置やパトロールなど実施
サクランボの本格的な収穫期を前に山形県寒河江市で28日、サクランボ盗難を防ぐための対策本部会議が開かれました。関係者らが防犯パトロールの巡回など今年度の取り組みを確認しました。
JAさがえ西村山で開かれた会議には自治体や警察の関係者らおよそ30人が出席しました。
はじめに安孫子常哉本部長が「防犯カメラの設置などの対策の効果もあり、サクランボをはじめとする農作物盗難は減少傾向にある一方、ゼロにはなっていない」として関係団体と連携した対策の徹底を呼びかけました。
その後、今年度の対策として農作業時には、不審者と区別するために指定の帽子を着用することや車両に青色の回転灯をつけた青色防犯パトロールの巡回、のぼり旗の設置などを実施することを確認しました。県警察によりますと、県内では去年、サクランボ25キロ、あわせて19万円の盗難被害が発生しています。
さがえ西村山農作物盗難防止対策本部安孫子常哉本部長「農業資材が高騰している中で頑張って農家を続けている。 盗難はなくしていきたい」
会議ではその後、青色防犯パトロールが出発しました。対策本部では盗難防止対策として収穫用のコンテナや脚立を園地に放置しないことなどを生産者に呼びかけています。