最上県勢懇話会の例会が13日、山形県新庄市で開かれ、日本体育大学理事長の松浪健四郎さんが「国際的な視野と地方再生・創生論」と題して講演しました。

講演の中で松浪さんははじめに、少子化が進む中、地方経済の活性化には外国人労働者の受け入れが必要不可欠になっていると説明しました。その上で、外国人と共存するために他国の宗教に理解を深めることが重要だとしました。

また、自身の出身地である大阪府泉佐野市ではふるさと納税の返礼品を工夫し寄付額が昨年度まで2年連続で100億円を超えたことを例に挙げ、地域の活性化には創意工夫が必要だと述べました。

松浪健四郎さん「自治体の熱意が地域の活性化に大きく寄与する。自分たちでどういう風にして国の力を借りずに活性化させるかこのことに本気にならなければ 地域の創生・再生は難しい」。

松浪さんはこのほかに地方のブランド戦略には、特産品や観光地に「物語」を結び付け付加価値を生み出すことが重要になるとしました。