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上山市に新たなワイナリー立ち上げ 障がいがある人の収入向上を図る ラベル貼りなど担当

2024年9月6日 17:00
上山市に新たなワイナリー立ち上げ 障がいがある人の収入向上を図る ラベル貼りなど担当

障がいがある人の収入向上を図るため上山市の社会福祉法人が市内に新たなワイナリーを立ち上げました。法人が運営する施設の利用者がボトルのラベル貼りなどの作業に携わります。

横山アナウンサー「ずらっと植えられたブドウの木5品種およそ600本あるんですがこれらを醸造して販売するワイナリーがこのたび誕生しました」

上山市に誕生した新たなワイナリー「Voyagede YUUAI」は市内の社会福祉法人「友愛会」が立ち上げました。6日は記念のセレモニーが行われ、関係者がテープカットでオープンを祝った後、施設内を見学しました。「友愛会」は障がい者の就労継続支援施設を運営していて、利用者は以前から施設の畑でブドウ栽培などを行ってきましたが、ワインの醸造は外部に委託していました。

社会福祉法人・友愛会金田 賢二施設長「委託醸造だとコストの面もあって一番の目的は利用者の工賃を増やすこと」

ブドウの栽培からワインの醸造・販売までを一本化することで、コストの削減や施設利用者の新たな雇用の創出が期待されるということです。利用者は今後、ワインのボトルを洗ったりラベルを貼ったりする作業に携わる予定です。

社会福祉法人・友愛会金田賢二施設長「ワインの味はもちろん他とちがった特性も就労支援施設というところも生かしながら成長していきたい」

上山市にあるワイナリーはこれで5か所目となります。施設では8月26日に醸造を開始し、ワインの完成はことし12月を見込んでいます。年間1万本、販売額1800万円を目標にしています。