【JR米坂線】全線運転再開の見通し立たない中、早期復旧目指し沿線自治体が同盟会結成・山形
JR米坂線は去年8月の豪雨被害で、1年以上が経過した今も一部区間で運休が続いています。運休区間の早期復旧を実現しようと沿線の小国町で、復旧の機運を高めていく活動に取り組む団体がこのほど発足しました。
JR米坂線は去年8月の豪雨で、橋が崩落するなどの被害が発生し、今も長井市の今泉駅と新潟県の坂町駅の間で運休が続き、バスによる代行運転が行われています。米坂線の復旧に関して、これまでJR東日本は、「復旧も廃線も決めていない」としていて、今後の見通しは立っていません。
こうした状況を受けて、沿線の小国町で12月8日、米坂線の早期復旧を目指す期成同盟会が発足しました。この日は、活動に賛同する企業関係者など約50人が出席。今後の取り組みとして、署名活動など地域から声を上げる活動や駅舎周辺でのイベントなど利用促進に取り組み、復旧への機運を高めていくことなどを確認しました。
JR米坂線復旧小国期成同盟会・会長安部春美小国町議「町民運動の展開をしながら、まずは小国町全体の盛り上がりを第一に考えている。その上で沿線の関川村や飯豊町にも声掛けをして同じ歩調で運動を展開していきたい」
12月8日時点で小国町内のおよそ90の企業や団体が賛同しているということで、同盟会では今後、個人の参加も呼び掛けていくとしています。