冬に咲くサクラ「啓翁桜」の出荷始まる 海外からの需要も高まり国内外で人気 山形・西川町
冬に咲くサクラとして知られる「啓翁桜」の出荷が山形県西川町で始まり、19日、出発式が行われました。
「啓翁桜」は切った枝を温室で促成させることで冬でも花を咲かせるサクラで、春を告げる花として国内外で人気を集めています。
山形県内有数の「啓翁桜」の産地として知られる西川町では19日、配送トラックの出発式が行われ、菅野大志町長やJAの関係者たちが今シーズンの安全な出荷を祈願しました。
JAさがえ西村山・安孫子常哉 組合長「(ことしは)気温が暑かったので(生育を)非常に心配していたが、標高の高い所で枝を切って低温に当ててやっと(出荷に)間に合った。啓翁桜を眺めながら新しい年を迎えてもらえたら」
西川町の「啓翁桜」の出荷は来年4月まで続き、今シーズンは関東の市場を中心におよそ31万本を出荷する予定です。
近年では春節の時期にアジアを中心とした海外からの需要も高まっているということで、積極的な輸出にも取り組んでいくということです。