光熱費の上昇やリニューアルオープンに向け 加茂水族館が入館料500円値上げへ
山形県鶴岡市は加茂水族館の入館料をことし7月1日から500円値上げする方針を固め、27日市議会に提案しました。水道光熱費の上昇やリニュアルオープンに向けたサービス向上が理由と説明しています。
鶴岡市議会3月定例会で市が議会に提案されました。加茂水族館は市が鶴岡市開発公社を管理者に指定し運営しています。市の案ではことし7月1日から加茂水族館の入館料を現在の1000円から1500円に値上げします。また団体の場合、一人当たり900円が1350円に。年間パスポートは2500円が3000円に値上げする計画です。未就学児は無料のままで小中学生も値上げはしません。
鶴岡市の皆川治市長は値上げの理由について近年の物価高騰に加え水道光熱費が上昇し、運営経費が増大していることを挙げました。さらに2026年度に計画しているリニューアルオープンに向けサービスの向上を図るためと説明しています。
皆川治鶴岡市長「現在のクラゲの展示数80種類を100種類に増やす計画を立てている。計画を実行し入館者の満足度向上を実現するためには職員の増員による運営体制の充実を図ることが必要です。このような状況のもとで水族館の現場の声として利用料金の申し入れがあった」
議案は今後、審議され3月21日に採決されます。