国直轄事業の港湾整備事業などで経済波及効果期待大…酒田港が基地港湾に指定へ
山形県の沖合に計画される洋上風力発電の事業化に向けた拠点として、国は酒田港を「基地港湾」に指定する方針を固めました。今月末にも正式に指定される見込みです。
県港湾事務所によりますと、基地港湾に指定されれば酒田港が全国6番目となります。指定を受けることで、国直轄事業などによる港湾設備の充実の他、洋上風力発電の建設が促進され、経済面でも大きな効果が期待されています。
県港湾事務所・本間隆所長「基地港湾の指定はこれからですが予算の裏付けをいただいているので、国の直轄事業と県の事業と力を合わせて、洋上風力の工事に間に合うように、県としては一生懸命工事を進めていく」
「基地港湾」の指定について、国土交通省は今月8日に開いた洋上風力促進小委員会で酒田港を指定する方針を示しました。今月末にも正式な指定の通達が届く見込みです。
県港湾事務所・本間隆所長「基地港湾を整備すること事態が目的・目標ではなく、洋上風力の建設、その後のメンテナンスも含め背後の経済の発展につながっていくように祈っている」
国は今年度、県が整備を進める酒田港の大浜西埠頭を活用した機能強化事業に、26憶1000万円の予算を配分しました。大型貨物船が入港できるよう、海底を掘り下げるなどの工事を行う計画です。一方、県は新たな防波堤の整備や事業用地を造成する計画です。