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試合がない日でも楽しめる施設を モンテディオ山形相田社長が新スタジアムの構想語る

2024年6月12日 17:54
試合がない日でも楽しめる施設を モンテディオ山形相田社長が新スタジアムの構想語る

サッカーJ2・モンテディオ山形が天童市に整備を目指す新たなスタジアムについて建設や運営を担う新会社が12日、会見を開き、スタジアムの機能や完成時期などの構想を明らかしました。

モンテディオ山形は、5月31日、天童市に建設予定の新たなスタジアムについて、建設や運営事業などを行う新会社「モンテディオフットボールパーク」を設立しました。モンテディ山形と大手旅行代理店JTBなどあわせて4社が出資しました。12日の会見には、新会社の代表を務める、モンテディオ山形の相田健太郎社長が出席し、新スタジアムのイメージを語りました。

相田社長「サッカー場に留まらないみなさんが集まれる場所をしっかり作りたい。1つの大きな拠点を作るということで プロジェクトを進めている」

相田社長は目指すべき成功例の一つとして北海道北広島市にあるプロ野球・北海道日本ハムファイターズの本拠地「北海道ボールパークFビレッジ」を挙げました。国内では初めてとなる開閉式屋根が設置されていて、天候に左右されず試合が開催できるほか、宿泊施設やレストランなどの商業施設が併設されるなど試合が無い日でも人気のスポットとなっています。

相田社長「素晴らしいと思ったのは試合がない日でも7、8千人、多い時だと1万人弱来ている。野球以外の楽しみをたくさん作っている。まねるべきところ」

整備事業費は原材料費高騰の影響で、スタジアム建設の総工費が当初予定していた120億円から数十億円ほど上がる見込みで、国の補助金を活用することやクラウドファンディングを実施し資金を確保する方針だということです。また、完成時期については当初予定していた2027年7月から半年以上遅れ2028年2月以降となる見通しを示しました。

街で新スタジアムに期待することを聞きました。

仙台市「みんなが集まる複合型の施設があればサッカーのスタジアムの集客にもつながる」
山形市「サッカーにあまり興味がないのでサッカー以外の施設があったら行ってみたい」
天童市「山形に来たらサクランボと同じようにあの施設があると思われるようになってほしい」

番組で実施したアンケートでは「新スタジアムの機能や使い方などについて 期待すること」を聞きました。
最も回答が多かった60代の方からは雪が降っても観戦できる屋根を設置することや駐車場の台数を確保してほしいなど「観戦しやすさ」に関する声が多く寄せられました。
また、30代の女性からは遊び場やフードコートなど子どもと一緒に楽しめるスタジアムを望む意見が多くありました。
相田社長は新スタジアムについて客席に雪や雨風を防ぐ屋根を設置することや宿泊や飲食施設を整備し試合日以外でも楽しめる場所にしたいと話しました。