県産果実 今年度の販売総額 4年ぶり前年度を下回る 山梨県
JA全農やまなしがまとめた今年度の県産果実の販売総額が、 4年ぶりに前の年度を下回ることが分かりました。
JA全農やまなしによりますと、今年度の県産果実の販売総額は389億8299万円で、前年度より4億5654万円減りました。前年度を下回るのは2019年度以来、4年ぶりです。内訳はブドウが232億9785万円で、前年度を4億7161万円上回り、3年続けて販売額が100億円を超えたシャインマスカットが牽引しました。
一方、モモは121億4804万円で前の年度を8億6749万円下回り、担当者は、「6月上旬の大雨と7月下旬の猛暑の影響で収量が減少した」としています。
また、販売総額の減少には農家の高齢化を背景とした栽培面積の縮小も影響したとみられ県の調査では右肩下がりで推移しています。
県では、担い手の確保に向けて交流会や就農体験ツアーを企画するなどして新規就農者への支援に重点をおいています。
JA全農やまなしは、県産果実の品質向上や異常気象に対応できる栽培技術の確立などに力を入れて、来年度の販売総額は400億円を目指すとしています。