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富士山ゲート 閉鎖時間の前倒し検討へ “義務”の通行料と“任意”の協力金を統合も 山梨

2024年10月2日 18:50
富士山ゲート 閉鎖時間の前倒し検討へ “義務”の通行料と“任意”の協力金を統合も 山梨

 今シーズンから始まった富士山の登山規制について、山梨県の長崎知事は5合目の通行ゲートの閉鎖時間を前倒しすることを検討する考えを明らかにしました。ゲート閉鎖直前の“駆け込み登山”に対応し、弾丸登山に近い登山者を防ぐ狙いがあります。

 県は今シーズンから、山小屋の宿泊予約がない登山者の午後4時以降の入山を規制しました。入山規制は弾丸登山の大幅な減少につながったものの、ゲートが閉まる間際に通行して山頂を目指す“駆け込み登山”が問題となりました。

 2日に行われた県議会の代表質問で長崎知事は「駆け込み登山が弾丸登山につながる」と指摘し、通行ゲートの閉鎖時間を前倒しする方向で検討する方針を明らかにしました。

長崎知事
「国や静岡県、地元関係者と緊密に連携をし認識を共有しながら、富士山の登山の安全対策のさらなる推進を図っていく」

 また、登山規制に伴い県が導入した事前予約システムについて、必要な装備の持参を誓約する仕組みも検討するということです。

 一方、県は今シーズンから義務化した1人2000円の通行料と、任意で徴収している保全協力金の統合についても議論を進める方針です。

    山梨放送