八ヶ岳アウトレット跡地 市所有の建物を無償譲渡へ 進出計画のホテル側に 山梨・北杜市
閉鎖した八ヶ岳リゾートアウトレット跡地の建物について所有する北杜市は4日、跡地への進出を計画する会員制高級ホテル側に無償譲渡する考えを明らかにしました。
市は関連議案を6月定例市議会に提出する方針です。
北杜市小淵沢町の八ヶ岳リゾートアウトレットは去年6月に運営企業が経営破たんし、市は跡地に会員制高級ホテル「リゾートトラスト」が進出すると発表しています。
上村英司市長は4日の記者会見で、アウトレット跡地に残る市が所有する事務所などの建物について、ホテル側に無償譲渡する意向を示しました。
市によりますと、建物は市とアウトレットが共同で所有していましたが、所有する約1000平方メートル分について解体費用が6000万円を超える上、老朽化が進んでいるとして無償譲渡する方針を決めたということです。
市は10日に開会する6月定例市議会に関連議案を提出する方針です。