弁当作らなくても…夏休み中の児童に昼食提供「家庭の負担軽減を」山梨・富士吉田市
共働き家庭やひとり親家庭の負担軽減につながる県内初の取り組みです。
富士吉田市は夏休み期間中、放課後児童クラブに通う児童を対象に昼食を提供することを決めました。
これは富士吉田市の堀内茂市長が10日の会見で明らかにしたものです。
市内16箇所の放課後児童クラブに通う小学生約700人のうち希望する児童が対象で、夏休み期間中の今月22日から来月22日までの1か月間、土日・祝日やお盆を除き、昼食に弁当を提供します。
費用は小学校の給食と同程度の1食当たり300円とし、希望する日数分を保護者が負担します。
1食当たり180円ほどかかる配送料などは市が負担するということです。
市によりますと、夏休み中に放課後児童クラブで昼食を提供するのは県内で初めてだということです。
富士吉田市 子ども家庭センター 渡辺元也センター長
「保護者の弁当作りの負担の軽減でき、子どもとふれあう時間の確保をできる。選択の幅を広げて子育てしやすい街をつくることが主な目的」
一方、弁当作りが親子のコミュニケーションに つながっている家庭もあるとして、各家庭の事情に合わせて利用してほしいとしています。