野生動物に出合ったら…児童が対応学ぶ「やってはいけない」3つのこと知ってる? 山梨県
クマの出没が相次ぐ中、野生動物と出合った際の対応を学ぶ講習会が19日、富士吉田市の小学校で開かれました。
野生動物への対応を学んだのは富士吉田市の富士小学校の児童です。
学校のある地域は山が近く、登下校中の児童が野生のサルなどをたびたび目撃することから、市などが企画しました。
獣害対策支援センター 蔵岡登志美 代表理事
「動物を見つけたときにやるべきことは(動物の)目じゃなくて相手の体を見ながらゆっくり後ずさりをしていく」
講演では野生動物に対してやってはいけないこととして、「大声を出す」「走って逃げる」「動物の目を見ること」の3点を紹介。
目を合わせないように動物の体を見ながら後ずさりして、距離をとるように指導しました。
児童は
「サルとか近くで見ることもあるので、すごく怖いなというときがある」「帰る時間が遅いので危ない時もあるし(下校時に)低学年だけのこともあるので、(動物と遭遇した)時のために対策方法を知ってよかった」
市の担当者は今後、同じように学習のできる機会を市内のほかの学校に広げたいということです。