男性がクマに襲われ顔など負傷 親子とみられる2頭に遭遇 登山道を下山中に 山梨・身延町
18日夕方、身延町の峠の登山道で静岡県の男性がクマに襲われ、顔などにけがをしました。
富士吉田警察署によりますと、18日午後6時30分ごろ、身延町中之倉の中之倉峠に通じる登山道で、静岡県富士宮市の30歳の男性が親子とみられる2頭のクマに遭遇しました。
このうち1頭が男性を襲い、男性は額や腰に全治1週間のけがを負いました。
男性によりますと、クマは1頭が体長1メートル以上、もう1頭は1メートル以下で、その後立ち去ったということです。
男性は単独で中之倉峠から下山中で、自ら119番通報し中央市内の病院に搬送されました。
警察が周辺をパトロールするとともに、身延町と富士河口湖町が住民に注意を呼びかけています。
警察は、クマを見かけた時は大声を出したり走って逃げたりせず、クマに背を向けず静かに距離を取るよう呼びかけています。