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「命に関わる」と怒り“消火用ホースの先端”38本また盗難 買い直したモノも 山梨

2025年2月26日 20:29
「命に関わる」と怒り“消火用ホースの先端”38本また盗難 買い直したモノも 山梨

 北杜市の消火用格納箱から、ホースの先端に取り付ける金属製の「管鎗」が相次いで盗まれている事件で、新たに38本が盗まれていたことが分かりました。盗難被害を受けて買い直したものも含まれているということです。

 消火用格納箱に設置された管鎗は火災発生時、消防団や住民が放水を行うために欠かせない部品で、北杜市では1月から盗難被害が相次いで確認されています。

 市によりますと、2月中旬までに被害が確認されたのは24本でしたが、さらに調査したところ高根町や武川町など5つの地域で新たに38本が盗まれていたことが分かりました。盗難被害は計62本に上ります。

 市内では去年も管鎗89本が盗まれる被害が確認されています。これまで盗まれていたのは銅とすずでできた砲金製の管鎗でしたが、今年に入り盗まれたものの中には新たに買い直したアルミ製の管鎗も含まれているということです。

 市は消火用格納箱は火災発生時に誰でも使用できるよう鍵はかけられず、対策が難しいとしています。一方で管鎗がないと消火活動ができないため、担当者は「人の命に関わる悪質極まりない行為」と怒りをあらわにし、盗難防止へパトロールを強化しています。

最終更新日:2025年2月26日 20:30
    山梨放送