補助金600万円受け取れず 事務処理ミスの職員2人を懲戒処分 一般財源で補填 山梨・甲州市
甲州市は29日、職員の事務処理ミスにより補助金約600万円が受け取れなくなったとして、当時の担当職員ら2人を懲戒処分としました。
減給の懲戒処分を受けたのは、ミスがあった当時の市教委生涯学習課の50代の男性課長と40代の男性主査です。
事務処理ミスがあったのは、甲州市塩山下小田原の上条集落にある建造物の修理事業です。
男性主査は事業を今年度に繰り越す手続きをしたにも関わらず、昨年度中に補修工事の着工を許可してしまったということです。
この事業では国と県に補助金を申請していましたが、申請内容と実際の工事の時期が違うため、合わせて約600万円の補助金が受け取れなくなりました。
この約600万円は市が一般財源で補填するということです。
2人は市の聞き取りに対し、「制度を理解しておらず、着工を早めても補助金を受け取られると思った」と話しています。
市では「職員全体に適切な指導を図っていく」としています。