県内子どもの6割が花粉症か 山梨大が調査結果公表
県内の子どもおよそ1500人を対象にした調査で6割を超える子どもが花粉症だったことが分かりました。
大半の子どもが日常生活に支障が出ているといい専門家は早めの予防や治療を行うことが重要だとしています。
調査は山梨大学医学部が、県内のおよそ1500人の児童(8歳)を対象に行いました。
結果によりますと、医師に花粉症と診断された県内の子どもは62.8%に上りました。
県内はスギの花粉の飛散量が多いほか、盆地という地形で降水量が少なく、他の地域より乾燥していることから
全国の中でも花粉症の有病率が最も高いということです。
また、子どもの花粉症患者のうち、くしゃみが一日で5回以上出るなど症状の程度が中以上の子どもは
全体の8割近くを占めていて、早めの予防や薬の投与による治療を行うことが重要だとしています。
県衛生環境研究所によりますと、今年のスギ花粉の初観測日は去年より17日早い先月5日で、本格的な飛散は例年2月中旬から4月中旬ごろまでだということです。