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陸自手りゅう弾死亡事故で隊員2人を書類送検 業務上過失致死の疑い 北富士駐屯地で訓練中 山梨

2024年11月25日 20:08
陸自手りゅう弾死亡事故で隊員2人を書類送検 業務上過失致死の疑い 北富士駐屯地で訓練中 山梨

 陸上自衛隊北富士演習場での手りゅう弾の投てき訓練中に隊員1人が死亡した事故で、陸上自衛隊の警務隊は25日、安全配慮義務を十分に尽くさなかったとして訓練を監督していた隊員2人を業務上過失致死の疑いで甲府地検に書類送検しました。

 書類送検されたのは第1普通科連隊の30代の3等陸佐と50代の1等陸曹です。

 陸上幕僚監部によりますと、2人は今年5月30日に北富士演習場で行われた手りゅう弾の投てき訓練で、訓練を監督する立場でありながら指導上の安全配慮義務を十分に尽くさなかった結果、正しい姿勢をとっていなかった隊員の首に手りゅう弾の破片の一部が直撃し、隊員を死亡させた疑いです。

 警務隊の調べに対し、2人は容疑を認めているということです。

 陸上自衛隊第1普通科連隊の篠部大介 連隊長は「改めてお悔やみ申し上げる。2度とこのような事故を起こさないよう再発防止に努める」としています。
 

最終更新日:2024年11月25日 20:40
    山梨放送