民家の庭に3000株 絶滅危惧種「クマガイソウ」見ごろ 一般公開も 山梨・大月市
大月市の住宅の庭で23日、絶滅危惧種にも指定されている希少な「クマガイソウ」が見ごろを迎えています。
松永記者
「不思議な形をした薄紫色の花が咲く、クマガイソウが見頃を迎えています」
大月市猿橋町に住む杉本好文さんの自宅の裏庭では、絶滅危惧種にも指定されている希少なクマガイソウが見頃を迎えています。
杉本さんは約40年前、自身が所有している山でクマガイソウを見つけ、その珍しさと可憐さにひかれ自宅で育て始めました。
初めは50株ほどでしたが株分けなどにより数が増え、現在では自宅の敷地内で約3000株が花を咲かせています。
今年は例年よりも1週間ほど早く開花し、23日から一般向けの公開も始まりました。
クマガイソウを育てる杉本好文さん
「人ってそれぞれの感じ方がある。その人なりに何か感じてくれればいい。ちょっとこういう変わった花を見てもらいたい」
杉本さんの家のクマガイソウは、ゴールデンウイークの終わりごろまで楽しめそうだということです。