ことしは豊作 ! 南部町で特産タケノコの収穫はじまる 14日に恒例の祭り 山梨県
南部町で特産のタケノコの収穫作業が始まりました。
今年はなかなかタケノコが顔を出さず収穫は遅くなったものの、豊作が期待できそうです。
春の陽気に誘われて、ようやく顔を出した旬の味覚、タケノコ。
今年は3月に気温が低い日が続いた影響で、NPO法人「なんぶ里山研究会」の管理する竹林では例年より1週間ほど遅い8日から、ようやく収穫が始まりました。
タケノコは収穫量が多い「表年」と少ない「裏年」を交互に繰り返しますが、ことしは期待の「表年」。
時期こそ例年より遅れたものの、不作だった去年の10倍近い収穫が期待できるということです。
佐藤記者
「私も特別にタケノコを掘らせていただけることになりました!」「無事に収穫できました!片手では持てないくらいずっしりと重量感のある、大きなタケノコです」
南部町は高温多湿な気候条件がタケノコの生育に適し、あくが少なく柔らかいタケノコが育つことで知られています。
14日は南部町役場前の広場で恒例の「たけのこまつり」が開かれ、多くの人でにぎわいそうです。
なんぶ里山研究会 若林一明さん
「去年は品薄でがっかりされた方もいると思いますが、今年は十分いきわたると思います。ぜひ南部町においでください」
一方、タケノコの生産者はほとんどが70歳以上。
維持管理ができず、放棄された竹林も少なくありません。
なんぶ里山研究会 若林一明さん
「高齢化で掘れないことも出てくるんですよね。それを若い人たちが掘ってくれたらいいんだけど」
タケノコの収穫作業は今月いっぱい続き、道の駅とみざわなどで1キロ800円程度で販売されます。