「動物だと思った」ひき逃げ容疑で逮捕の男 死亡男性は国道から市道に8m落下 山梨
81歳の男性が国道で軽乗用車にはねられ、約8m下の市道に転落して死亡したひき逃げ事件で、逮捕された59歳の男が調べに対し「動物だと思った」などと供述していることが9日、捜査関係者への取材で分かりました。
ひき逃げなどの疑いで逮捕された北杜市高根町清里の契約社員、長田正秀容疑者(59)は8日午前4時過ぎ、北杜市高根町長沢の国道141号で軽乗用車を運転中に前方にいた男性をはね、そのまま現場から逃走した疑いが持たれています。
男性は神奈川県相模原市緑区向原の無職、輿水勲さん(81)で、道路脇のガードレールを越えて約8m下の市道に落下。その後、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。輿水さんは現場近くの別荘を訪れていたということです。
長田容疑者は調べに対し、「事故を起こしたことに間違いないが、人にケガを負わせたという認識はなかった」などと容疑を一部否認していますが、捜査関係者によりますと、「動物だと思った」などと供述していることが新たに分かりました。
警察が詳しい事故の状況など調べています。