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日本航空が延長の大激戦制す 日大明誠は14年ぶり準決勝へ 夏の高校野球山梨大会 4強出そろう

2024年7月19日 16:56
日本航空が延長の大激戦制す 日大明誠は14年ぶり準決勝へ 夏の高校野球山梨大会 4強出そろう
日大明誠と日本航空が決勝進出を争う
 全国高校野球選手権山梨大会は19日、甲府市・山日YBS球場で準々決勝2試合を実施。今大会初の延長タイブレークの大接戦となった第2試合は、日本航空が逆転サヨナラ勝ちを収めました。また、日大明誠も接戦を勝利し、ベスト4が出そろいました。

 準々決勝ラストゲームは帝京第三と日本航空による私学の実力校対決。ゼロ行進が続く緊迫した展開の中、試合が動いたのは9回表でした。

 帝京第三は無死2塁のチャンスで、3番・中島綾平(3年)がライトオーバーのタイムリースリーベースを放ち、1-0と均衡を破りました。 

 それでも日本航空はその裏、2死3塁とすると、2番・金子竜馬(3年)がライト前にタイムリーヒット。1-1と同点に追いつきました。

 さらに2死満塁のチャンスを迎えると、5番・中西海月(3年)の打球はセンター前へ。逆転サヨナラタイムリーでゲームセットかと思われましたが、1塁走者が2塁を踏まなかったとの判定でフォースアウトに。延長タイブレークへ突入しました。

 10回は両チーム無得点に終わりましたが、11回表に帝京第三は3番・中島のレフトを超えるタイムリーツーベースで2得点。再び勝ち越しました。

 しかし、日本航空はその裏、内野ゴロの間にランナーが生還して1点を返し、1点差に。さらに2死1、2塁の場面で、9回裏にフォースアウトとなった4番・雨宮英斗(2年)がセンター前へタイムリーヒットを放ち、再び同点としました。

 さらに満塁とし、途中出場の平田幸人(3年)が打席に。フルカウントと粘ると、帝京第三の先発・橋本建(3年)の179球目はボールに。サヨナラ押し出しとなり、4x-3(延長11回タイブレーク)で日本航空が3年ぶりにベスト4入りを決めました。

 第1試合は息の詰まる投手戦となりましたが、3回裏に2番・秋山慶太(3年)のタイムリーヒットで得点した日大明誠が、甲府城西に1-0で競り勝ち、14年ぶりのベスト4進出を決めました。

21日 準決勝
午前8時30分
東海大甲府-駿台甲府
午前11時30分
日大明誠-日本航空

23日 決勝
午前10時

山梨放送