「フォームがきれいでまねしたい」 富士北麓の準高地でパリ五輪代表らが熱戦 若きアスリートに刺激 山梨県
陸上競技の「富士北麓ワールドトライアル2024」が18日、山梨県富士吉田市の「富士山の銘水スタジアム」で行われ、パリ五輪日本代表など国内トップ選手らが出場。熱戦を繰り広げました。
スタジアムの標高は約1,000m。準高地で空気抵抗が小さいため、好記録が出やすいとされます。
大会ではパリ五輪に出場した女子100mハードルの田中佑美選手(25)が華麗な走りを披露。
男子110mハードルの泉谷駿介選手(24)は100mに出場し、参考記録ながら10秒14の好タイムを叩き出しました。
そんな中、山梨の選手たちもトップアスリートに挑戦。女子100mでは上嶋美夕選手(甲府南高2年)が自己ベストに迫る12秒18の好タイムを記録。惜しくも決勝進出とはなりませんでしたが、トップランナーたちから大きな刺激を受けました。
上嶋選手
「(トップ選手は)走りや動きがとてもきれいで実際に見ることができてうれしかった。強い選手たちがいるレースでも置いていかれずに、一緒に並んで走れるぐらいになっていきたい」
会場には多くの子どもたちも詰めかけ、トップアスリートからサインを求める姿も。泉谷選手の足の回転の速さに驚きを感じたという中学生は「フォームがきれいでまねをしたい」と話していました。