甲府 J2史上初ACL決勝トーナメント進出の条件は 山梨県
無条件でグループステージを突破できるのは首位のみ。また、5つのグループの各2位の中から、勝ち点が多い上位3クラブが決勝トーナメントに進めます。
甲府とメルボルン・シティ(オーストラリア)はともに2勝2分け1敗で勝ち点8。グループステージの順位は、勝ち点が並ぶ場合、当該クラブ間の対戦成績で決まります。その際、勝ち点、得失点差、総得点の順で優先されますが、甲府とメルボルンは2引き分け(0-0、3-3)であるため、勝ち点も得失点差も総得点も同じです。
その場合、順位決定にはグループリーグでの得失点差、総得点数の順で適用されます。甲府とメルボルンは得失点差も+2で並んでいて、総得点で1上回る甲府が首位に立ちます。
3位のブリーラム・ユナイテッド(タイ)と4位の浙江FC(中国)の勝ち点はいずれも6。全4クラブが未だグループステージ突破の可能性を残す大混戦です。
そして最終節は12月12日に行われます。
(※12月7日にキックオフ時間変更を発表)
メルボルン(2位)-浙江(4位)
オーストラリア 日本時間午後6時30分キックオフ
ブリーラム(3位)-甲府(1位)
タイ 日本時間午後6時30分キックオフ
甲府が最終節で勝利した場合、勝ち点は11に。同じ時刻にキックオフされる試合でメルボルンが勝たなければ首位が確定します(※12月7日にキックオフ時間変更を発表)。メルボルンが勝利した場合、勝ち点で並び、当該クラブ間の対戦成績がイーブンであることも変わらないので、順位決定の優先要素はグループリーグでの得失点差、総得点の順となります。メルボルンが甲府よりも点差をつけて勝利した場合、甲府は2位に転落する可能性があります。
甲府が最終節で引き分ければ勝ち点は9に。メルボルンが敗れた場合、首位が確定します。メルボルンが引き分ければ、両クラブは勝ち点が並んだまま2位以上が確定。総得点によって順位が決まり、例えばメルボルンがスコアレスドローなら甲府は1位通過できます。
甲府は最終節で敗れると3位以下となり、グループステージ敗退です。
グループ2位となった場合、決勝トーナメント進出の行方は他のグループの結果次第となり、条件はさらに複雑化。現在、各グループ2位の勝ち点は、グループF、G、Iの3つが9で、甲府のグループHを上回ります。グループJのみ7で、甲府にとっては首位を死守するため、少しでも多くの点差をつけた勝利が求められます。
清水サポーター
「甲府のサポーターの皆さんがすごく温かくて、選手の皆さんもJ2とは思えないほどハードワークして元気のあるチーム。いいプレーがたくさん見られた」
長崎サポーター
「クリス(クリスティアーノ選手)推し。クリスのクロスがよくてコーナーキックもよかった」
29日に東京・国立競技場で行われたホーム最終戦のメルボルン戦は、J2リーグも含めて今季最多となる約16,000人を動員。今季ACLの国内ゲームとしても、J1勢のホームゲームを抑えて最多に。甲府だけでなく他クラブのサポーターも、ホームゲーム無敗を後押ししました。