国スポ代表選考兼ねた陸上大会 男子100mは僅差の勝負に 山梨県
陸上競技の「小瀬カーニバル兼国民スポーツ大会代表選考会」が13日と14日、山梨県甲府市の「JIT リサイクルインク スタジアム」で開かれました。
子どもから一般まで幅広い世代が参加。13日の女子100mハードルでは、富士山の銘水の田中陽夏莉選手(25)が連覇を目指しました。
「向かい風もあって『少し進まないな』という感覚はあったが、自分の中でやりたいことができた。いいタイムは出なかったが次の課題がはっきり見えたレースだった」と決勝を振り返った田中選手。タイムは13秒63で、自身が持つ県記録は更新できませんでしたが、2連覇を飾りました。
レース前から熾烈な優勝争いが予想された男子100m決勝は、終盤まで横一列の激戦に。3人が横並びでゴールし、結果を待ちました。
速報タイムは2選手が10秒762で並びましたが、都留高出身で早稲田大2年の由井響選手(19)が優勝しました。確定タイムは10秒77で、2位とは0秒01差。
由井選手は「しっかり1着を勝ち取れたことは大きかった。ことしは新潟で開催される日本選手権に出場すること(が目標)。タイムは10秒2台の県記録を更新できるように頑張りたい」と話しました。