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殊勲の長谷川選手「歴史的一勝につながるゴールでうれしい」 山梨県

2023年10月4日 22:43
殊勲の長谷川選手「歴史的一勝につながるゴールでうれしい」 山梨県
サッカーのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で初勝利を収めたヴァンフォーレ甲府の篠田善之監督とMF長谷川元希選手が4日、記者会見に臨みました。2人は雨の国立競技場に駆け付けた11,802人の観客に感謝の意を示し、後半45分に決勝点を挙げた長谷川選手は「歴史的一勝につながるゴールですごくうれしい」と話しました。

篠田善之監督

「本当にこれだけ多くのサポーターがここまで駆け付けてくれたことに感謝したい。それに至るまでクラブやボランティアなどいろいろな方々が準備をしてくれて非常にうれしかった。それに応えようと、まずは選手たちを送り出した。自分たちが思い描いた展開になかなかなりきれなかった部分もたくさんある中、選手たちは最初から最後まで勝利のために、どういう形でもいいので勝ち点3をもぎ取って帰ろうと、フットボールに向き合ってくれた。ヴァンフォーレにとって歴史に残る1勝だと思うが、一歩を踏み出せた形から、グループリーグ突破という夢を全員で叶えられたら、と今は思っている。私たちは今ディビジョン2で戦っているが、ACLという大会に全員が向き合い、リーグ戦と並行してタフなことをやりながら勝利し、その指揮をとれていることをうれしく思う。ヴァンフォーレがどこに行くべきかをしっかり示していかなければいけないし、われわれJ2でもやれることを見せようと選手たちはやってくれた。ただ、きょうのゲームでも、アウェーの地でも、クオリティーを上げないと難しいゲームが続くと思うし、リーグ戦でも苦労している。もう一度選手と向き合って、選手たちもサッカーと向き合って一生懸命みんなで前進していければと思う」

長谷川元希選手

「これだけ大勢のサポーターが来てくれてすごく感謝している。自分の得点で勝たせられたことはすごくうれしい。この1勝が今後、グループステージ突破につながればいいと思った。すごく難しいゲームで相手チームもすごくうまかったし、個々で能力の高い選手がいたので、どれだけ自分が後半状況を変えられるかを常に意識していた。チームとしてはまだまだ改善する場面はあるが、結果が全てなので勝ってよかった。対峙するサイドバックの選手は背が低かったので、(ヘディングシュートは)自分の得意なプレーではなかったが、叩けると思った。いいボールが入ってきてよかった。サポーターの前で点を決めることはすごく気持ちいい。自分がサッカーをやってきた中でもなかなか経験できるゴールではない。それが歴史的一勝につながるゴールだったのですごくうれしい。 J2でACLに出ることはなかなかないこと。J2の代表として誇りを持っているし、甲府が1勝するのとJ1のトップクラブが1勝するのは価値が変わる。(グループステージは)今後4試合あるが、もちろん全部勝つ気でいるし、突破できたらまた新たな歴史が生まれると思う。僕はできると信じている」

山梨放送