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あすACLホーム初戦 甲府・篠田監督「団結力と集中力」 山梨県

2023年10月3日 19:56
あすACLホーム初戦 甲府・篠田監督「団結力と集中力」 山梨県
サッカーのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のホーム初戦を翌日に控え、ヴァンフォーレ甲府の篠田善之監督らが3日、試合会場の東京・国立競技場で公式会見に出席。篠田監督は「団結力と集中力を持って挑む」と述べました。

甲府は昨季の天皇杯優勝により、初めてACLの出場権を獲得。9月にアウェーのオーストラリアで行われた初戦では、強豪のメルボルン・シティに対して攻撃の姿勢を貫き、0-0の引き分け。歴史的な勝ち点1を獲得しています。

篠田善之監督
「どうやってわれわれが勝ち点3をものにできるか、そういう勝負をチーム全員でやっていけたらと思う。簡単ではないが、それを乗り越える団結力と集中力と高いモチベーションを持って挑みたい。(相手の)前線にはフィジカルが強い選手がそろっているし、ボールを後ろからしっかりつなぐ意識も非常に高く、警戒している。簡単ではない相手。国立競技場をホームとして開催するには、いろんな方々の助けを得ている。私たちは最後まで出し切って勝ち点3を何としても取りたいという意識でフットボールに集中したい。(甲府が他クラブのサポーターにも来場と応援を呼び掛けていることについて)ありがたいの一言。まず期待に応えたい。地方の小さなクラブが東京の国立競技場で(試合を)開催できる喜びを選手たちも感じてほしいし、何よりプレーでそれを見せたい。先制点が大きくゲームを動かすと思う。(相手は)流動性を持ってサイドバックが中に入ってきたり、ポジションチェンジをしたりする。(ボールを)奪ったときにはスペースがあると思うので、いかにそこにボールや人を動かせるかがポイント」

関口正大主将
「ホームで初めての試合ということで多くのファン・サポーターが来てくださると聞いている。その中でしっかり勝ち点3を取りきることに、よりフォーカスしていきたい。篠田監督をはじめコーチングスタッフが(相手の)情報を短い期間だが僕たちに還元してくれている。うまくコミュニケーションをとりながら、しっかり対策して勝ち点3につなげることは、僕たちがやらなければいけない仕事。応援してくださるファン・サポーターの皆さんのためにも勝ちきれる試合をしたい。自分たちがやってきているのはいい守備からのいい攻撃。先制点を取られない、自分たちが先制点を取ることが大きなポイント。前節(メルボルン・シティ戦)、チャンスが多くありながらも点を取れなかったことは反省点。チャンスをしっかり決めきることが重要。このチームは初めてのことがこれからも増えてくると思うが、かかわってくださるヴァンフォーレファミリーが笑顔になるのは勝利。その瞬間をヴァンフォーレファミリー全員で共有したい」

記者会見の後、イレブンは公式練習を公開。2月に昨季J1王者の横浜F・マリノスと接戦を演じた「FUJIFILM SUPER CUP 2023」以来となる国立競技場のピッチに立ち、3日前のJ2水戸戦でゴールを挙げたMF長谷川元希選手やFWクリスティアーノ選手らが感触を確かめていました。

4日に対戦するタイの強豪、ブリーラム・ユナイテッドも国立競技場で練習を公開。2年連続国内3冠のブリーラムは、浙江FC(中国)との初戦を4-1で勝利しています。コーナーキックから2得点、クロスからのヘッドで1得点と、空中戦の強さが武器の1つですが、甲府に対しては強い警戒感を示しました。

記者会見ではアーサー・パパス監督が「激しいチームでプレスが強い。バランスがよく一生懸命ハードワークできる」と甲府を分析。横浜F・マリノスでプレー経験があるティーラトン選手は「日本人選手はタイ人よりクオリティーが高いが、僕たちは準備してきたので絶対に負けない」と闘志を見せました。

ブリーラム・ユナイテッドとの東地区グループステージ第2節は4日午後7時にキックオフされます。
山梨放送