オウンゴールによる先制点を守り切り2連勝 3試合ぶりのクリーンシート J2甲府 山梨県

　サッカーJ2・ヴァンフォーレ甲府は31日、ホームで19位・鹿児島ユナイテッドFCと対戦。1-0（1-0、0-0）で逃げ切り、2連勝を飾りました。通算成績は10勝8分け11敗となり、勝ち点を38に伸ばしました。

　残り9試合で順位は暫定ながら4つ上がり、10位に。J1昇格プレーオフ圏・6位との勝ち点差は1縮まり、現時点で9となりました。J3降格圏・18位との勝ち点差は2広げて12としました。

　甲府はチーム得点トップのMFアダイウトンを今節も出場停止で欠く中、前節から先発を3人変更。センターバックの左にDF孫大河、右のシャドーにFW三沢直人、ワントップにFW三平和司が入りました。

　降格圏に沈む鹿児島に対し、甲府は序盤から主導権を握ると、前半23分、MF荒木翔のクロスがオウンゴールを誘い、2試合連続で先制しました。

　その後は決定的なピンチを迎えますが、2度にわたり相手のシュートがゴールポストに弾かれるなど、運も味方に。前半を無失点で切り抜けました。

　後半も攻め込まれる時間帯が続きましたが、守備陣が最後まで奮闘。3試合ぶりのクリーンシートとなり、ホーム2連勝を飾りました。

　甲府の次の試合は、中3日で迎える「2024JリーグYBCルヴァンカップ」の最終ステージ「プライムラウンド」。初戦の準々決勝でJ1・川崎フロンターレと対戦し、第1戦は9月4日にアウェーで、第2戦は4日後の8日にホームで行われます。

　ルヴァンカップはJ1・J2・J3の全60クラブが参加。AFCチャンピオンズリーグ（ACL）決勝トーナメント（ノックアウトステージ）に進んだ甲府は、8チームによるトーナメント戦のプライムラウンドから登場。甲府以外の7クラブは全てJ1勢です。

　J2の次節は9月15日に行われ、アウェーでJ1自動昇格圏にいる横浜FCに挑みます。