ACL初勝利に関口主将「一致団結した結果がゴールに」 山梨県
関口正大主将
「とりあえずほっとしたというか、勝ててよかったというのが率直な思い。何をするにも初めてというか、前節にオーストラリアに行ったのも、ホームを国立でやるのも初めてのことが多い中で、勝つことに向かって全員が一致団結した結果が終了間際のゴールにつながった。(サポーターが)たくさん来てくださることは知っていたが、ヴァンフォーレではないサポーターも多くいらっしゃったのを見た。日本を代表して戦うことの責任を感じ、そういう人たちを笑顔にする職業として、プロサッカー選手のあり方を感じた。僕に限らず、リーグ戦でなかなか出番がない選手もいたが、いざチャンスをもらったときにプレーできるのは、日頃からの練習の積み重ねがある。チーム全員で雰囲気を作りながら練習できている結果がACLでの勝利につながった。前半は特にこちらの右サイド、相手の左サイドが流動的に動くところの守備があまり整理されていなかったので、そこはもう一回確認した。(終盤まで)0-0だったのでしっかり後ろ(守備陣)はゼロに抑え、1点取って勝つと声掛けしていた。守備はある程度できると感じているが、攻撃で残り4分の1、相手の陣地に入ったところでは、ゴールに直結するパスを自分がもっとやっていかなければいけない。どこのチームもFWは強烈なので、セカンドボールの回収も含め、誰か1人はボールにアタックすることを意識していた。もっともっとチャンスを増やして、ゴール前に入ったときのクオリティーを上げたい。クリスティアーノ選手と長谷川選手が入って、0-0ではなく1点を取って勝つんだという方向性がはっきりした。あれだけのサポーターが来てくれて、勝ち点3を取りに行くんだと後押しされた」
マイケル・ウッド選手
「J2のチームとして勝ち点4になり、うれしい。予想したように厳しいゲームになったが、とにかく勝ててよかった。(無失点は)私が出来る最大限のことをしてチームを助けたまで。選手としてこのような大きなゲームでプレーすることを楽しみにしていた。いい準備をして、いいプレーができた。チームとして守備もしっかりでき、2試合連続クリーンシートは非常にいい結果。チャンスをもらったときには自分のやることをとにかく集中してやるだけ。1週間後にはニュージーランド代表に合流するが、今やるべきことをやる」
佐藤和弘選手
「(サポーターには)本当に最高の雰囲気を作っていただき、苦しいときに背中を押してくれた。いろんなチームのサポーターにも足を運んでいただき、僕たちの背中を押してくれたことがきょうの1勝につながった。(今季)チームが始まったときからこういう戦い方をしたいと監督も言っていた。ただ、拾ったボールを味方につなぐクオリティーを上げなくてはいけない。日本を代表してACLを戦わせてもらってるが、この1勝は甲府にとって歴史的。これに満足することなく、リーグ戦はJ1昇格を目指さなければいけないし、ACLはグループステージ突破を目標にして一つ一つ戦っていきたい」