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「幻の銘酒」の蔵出し 鉱山跡の坑道を利用し半年間熟成 香りがよく、まろやかな味わい 兵庫・養父市

2024年10月23日 18:51
「幻の銘酒」の蔵出し 鉱山跡の坑道を利用し半年間熟成 香りがよく、まろやかな味わい 兵庫・養父市

 兵庫県養父市で23日、鉱山跡の坑道内で熟成させた“幻の銘酒”と呼ばれる日本酒の蔵出しが行われました。

 養父市の明延(あけのべ)鉱山跡の坑道を利用して熟成させた「仙櫻(せんさくら)」は、地元で収穫された酒米と氷ノ山の湧き水で仕込まれた、養父市内でしか手に入らない“幻の銘酒”と呼ばれていて、この日、蔵出しが行われました。

 年間を通じて平均気温が12℃に保たれる坑道内の明寿蔵(めいじゅくら)と名付けられた場所で半年間熟成させることで、香りがよく、まろやかな味わいに仕上がるということです。「仙櫻」はこの日から養父市内の酒店や道の駅のみで販売され、例年、年内には完売するということです。