×

【速報】「BBQ会場照らすため」酒に酔った状態でミニパト使用 男性巡査部長2人を免職 兵庫県警

2025年1月31日 14:34
【速報】「BBQ会場照らすため」酒に酔った状態でミニパト使用 男性巡査部長2人を免職 兵庫県警
兵庫県警察本部

 兵庫県警は31日、酒に酔った状態でミニパトを運転したなどとして、西播地域の警察署に勤務していた男性巡査部長2人を懲戒免職とした処分を発表しました。

 警察によりますと、去年5月15日、28歳の男性巡査部長と32歳の男性巡査部長の2人は同僚4人とともに駐在所でBBQをしていた際、日没で暗くなった会場をヘッドライトで照らすため、酒に酔っていたにもかかわらず、私用車やミニパトを運転し、位置を変えるなどしたということです。

 これらの行為は当日、近隣住民から「警察官がミニパトのヘッドライトを使ってBBQをしている」と110番通報があったことから発覚。その後、男性巡査部長2人は上司の聞き取りに対し、自身は運転しておらず、酒を飲んでいない別の同僚が運転をしていた趣旨の虚偽の報告をしたうえで、同僚と証拠となるドライブレコーダーの映像を自身のパソコンで確認し、口裏合わせを図っていました。

 しかし、その後、警察がミニパトのドライブレコーダーを確認したところ、本来運転しているはずの人物が映っていて、酒気帯び運転などの事実が確認されたということです。

 2人は食べ物の焼け具合を確認するために、ヘッドライトの位置がより高いミニパトと私用車を、それぞれ移動させたとみられ、「車を入れ替えるだけという認識で運転した。多くの方に迷惑をかけ、信頼を裏切り申し訳ない」などと話しているということです。

 警察は近日中に2人を酒気帯び運転などの疑いで事件送致する予定で、一緒に食事をしていた同僚4人についても31日付けで、減給6月の処分を下しています。

 兵庫県警は「県民の皆さんの信頼を損ねる事案であり深くお詫び申し上げる」とコメントしています。

最終更新日:2025年1月31日 15:14