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【速報】神戸市水道局の職員が1055万円着服か 市が懲戒免職処分 回収した滞納料金を「生活費」に

2025年1月31日 14:00
【速報】神戸市水道局の職員が1055万円着服か 市が懲戒免職処分 回収した滞納料金を「生活費」に
神戸市水道局の会見(31日)

 水道料金の回収業務で得た1055万円を着服したとして、神戸市は31日付で、水道局に勤めていた男性職員(54)を懲戒免職とする処分を発表しました。

 市によりますと、西部水道管理事務所に勤務していた男性職員は、2015年10月から2022年2月ごろまでの間、水道料金の滞納者に対する回収業務で得た合計1055万円を着服していたということです。動機はまだわかっておらず、男性職員は1055万円を生活費にあてていたということです。本人は、毎回5~50万円を合計60回以上、着服したと話しているということで「あってはならないことをやってしまった。どんなことをしても支払っていく」と反省の弁を述べているということです。

 本来、督促業務は2人体制で訪問するルールがありましたが、男性職員は1人で訪問していました。神戸市は現在、回収業務を外部委託していることや、職員に現金を扱わせないような体制をとっていることから、同様な案件はおこらないとしています。

 横領が発覚したのは、ある事業者が水道料金を支払ったとして水道局に提示した領収書と、実際に水道局に入金された金額が合わないことに別の職員が気づいたことがきっかけということです。

 市は2022年9月に警察に被害を告訴していて、去年12月には本人が着服を認めていたということです。

最終更新日:2025年1月31日 14:39