【速報】死亡した二男「限界や限界や」母の葬儀後に放火疑い 大阪・大東市で親子3人遺体発見の火事 容疑者死亡のまま書類送検
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去年10月、大阪府大東市の住宅で親子3人の遺体が見つかった火事で、死亡した二男がガソリンを使って火をつけた疑いが強まり、警察は20日、二男を容疑者死亡のまま、放火の疑いで書類送検したと発表しました。
現住建造物放火の疑いで書類送検されたのは、会社員の下舞洋容疑者(当時53)で、去年10月18日、大東市の自宅にガソリンを使って火をつけた疑いがもたれています。
この火事では自宅が全焼したほか、両隣の住宅も焼け、焼け跡からは、一緒に住む父親の孝造さん(当時82)と、島根県から帰省していた兄の豊志さん(当時56)、そして下舞容疑者の3人の遺体が見つかりました。
自宅からはガソリンの携行缶が見つかっていましたが、その後の捜査で、携行缶からガソリンの成分が検出されたほか、火事の直前に、下舞容疑者が携行缶とガソリン15リットルを購入していたことなどがわかり、下舞容疑者が放火した疑いが強まったということです。
当時、3人は孝造さんの妻の葬儀を終えて家にいて、下舞容疑者が葬儀で知人に対し、「限界や限界や」などと漏らしていたことや、孝造さんに介護が必要だったことから、警察は下舞容疑者が将来を悲観して犯行に及んだとみています。