原発事故を想定した避難訓練 大飯原子力発電所から30キロ圏内の住民らが参加 滋賀・高島市
福井県の大飯原子力発電所から30キロ圏内にある滋賀県高島市で16日、原発事故を想定した避難訓練が行なわれました。
訓練には、大飯原発から直線で20キロの距離にある高島市の朽木地区の住人らが参加しました。
この地区は放射性物質が放出された場合、すぐに避難が必要な重点区域に含まれていて、訓練ではスクリーニングを行って放射性物質が付着していないかを調べる検査の手順も確認されました。
参加した人
「もし子供とかを連れていたら、もっとパニックになったり、慌てたりするんじゃないかなという気はしました。放射線とかヨウ素剤について少し理解できたので良かったと思います」
今回は初めて、土砂崩れによる道路の寸断を想定した復旧作業の確認も行われ、滋賀県は今後の体制の構築に役立てたいとしています。