2025年度のアメリカ野球殿堂入り候補者が日本時間19日に発表され、イチローさんら14人が選出されました。殿堂入りを果たすとアジア人初の快挙となります。

イチローさんは92年からオリックスでプレーすると、94年から00年にかけて7年連続首位打者を獲得。翌年からシアトル・マリナーズに移籍しました。

メジャー初年度は打率.350、242安打、56盗塁の成績で首位打者、最多安打、さらには盗塁王を獲得。新人王とMVPを同時受賞する衝撃のデビューを果たします。

その後もルーキーイヤーから10年連続で200安打を達成するなど、19年間で通算3089安打、打率.311を記録。04年に残した安打数(262本)は歴代最多記録となっています。

殿堂入りにはメジャー最終年から5年以上が経過していることや、10年以上メジャーでプレーすることなど複数の条件があり、記者投票で75％以上の支持を集めることが必要となります。

これまで選手や監督など346人が選出されているものの、野茂英雄さんや松井秀喜さんも殿堂入りとはならず、アジア人初の快挙へ注目が高まっていました。

また、MLB公式サイトではイチローさんについて「問題は『殿堂入りするかどうか』や『初年度で殿堂入りするかどうか』でもなく、『次の満票選出者になるかどうか』である」と紹介。

結果は2025年1月21日に発表されます。