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【速報】京大大学院の助教が学生にセクハラで懲戒処分 「応援したり励ましたりするためだった」

2024年11月27日 11:03
【速報】京大大学院の助教が学生にセクハラで懲戒処分 「応援したり励ましたりするためだった」
京都大学

 京都大学は27日、京都大学大学院理学研究科に所属する助教を諭旨解雇の懲戒処分にしたと発表しました。助教は学生に対し、手を握ったり肩を抱いたりするなどセクシュアル・ハラスメントに該当する言動を複数回繰り返したということです。

 京都大学によりますと、助教は2022年10月~2023年12月にかけて、指導する学生に対し、複数回にわたって身体や容姿に関する発言や、手を握ったり肩を抱いたりする行為などを繰り返し、セクシュアル・ハラスメントに該当する言動を複数回行っていました。

 今年2月、学生から京都大学大学院理学研究科長宛てにハラスメントを受けたことに対する申し立てがあったことで問題が発覚しました。

 大学側は、翌月に調査委員会を設置し、助教と申し立てをした学生に、ヒアリングやメールの内容を提出してもらうなどし、ことし8月、京都大学総長に対して懲戒審査の申し立てを行っていました。。そして今月26日、教育研究評議会においてハラスメントの認定と処分が決まったということです。

 処分は「諭旨解雇」で、京都大学の就業規則では二番目に重い、退職を勧告して自ら辞職するものとなります。

 助教はセクシュアル・ハラスメントの行為については認めていて、「応援したり励ましたりするためだった」と話しているということです。

 京都大学は「このような事態が発生したことは誠に遺憾であり、今後、再発防止に努めるとともに、教職員の不適切な行為に対しては引き続き厳正に対処していきます」とコメントしています。

最終更新日:2024年11月27日 11:07