「雪が顔に打ちつける」「雪が落ちる音が響く」”最強寒波”大雪に警戒 地域で助け合い 滋賀・長浜市
滋賀県長浜市から現在の様子を伝えてもらいます。(取材・報告=切通大雅記者)
滋賀県長浜市余呉町に来ています。雪が一段と強くなってきました。私も雪にまみれた状態になりました。
そして、顔に打ちつけるように雪が降っています。雪も大粒になってきて、時折雪が落ちてくる、そんな音が響いている状態です。
こちらは地元の神社なんですが、境内の入り口に階段があったと言うんですけども、ご覧いただけますでしょうか。雪が積もっていて、どこからが階段かわからない状況になっています。この雪の積もり具合なんですが、ちょっと歩いてみると、足がズボッと入ってしまうぐらいの深い雪が積もっている状態になっています。
私は、ここから車で1時間ほどのところにある米原市から移動してきました。米原市の市街地は、雪はまったく降っていませんでしたが、山間部に入ると景色が一変し、目の前が雪で真っ白に覆われた、そんな印象です。
このあたりには伊吹山があり、1927年に11メートル82センチという積雪量を記録しました。これは日本一の積雪量といわれています。
この地域の人たちにとって雪は本当に昔から身近な存在で、それだけに雪の怖さもよくご存じなんですね。
私たちがここに来た昼過ぎにも、雪の重みで屋根が落ちないよう、スコップなどを使って雪かきが行われていました。
また、高齢者の多いこの地域では「雪が積もっていて玄関から出られない」などの要請があると、すぐに駆け付ける「雪かきボランティア」の取り組みが実施されています。地元の人たちで助け合いながら大雪への備えを行っているんです。
(黒木千晶キャスター)
「市街地では雪がなかったということですが、交通への影響はありますか?」
雪は積もっていますが、道路は通行することが可能で、バスも通常通り運行しています。住民の生活への影響は、いまのところ出ていません。
ネクスコ西日本によりますと、名神高速の栗東湖南から愛知方面へ、明日の午前0時から通行止めの予定があるということです。
やむをえず外出する際は、最新の情報を確認するとともに、冬用タイヤやチェーンの装着、通行ルートの見直しを検討するなど、注意を呼びかけています。