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【速報】17年前の小学生女児殺害事件 別の殺人未遂事件で逮捕の男を27日再逮捕へ 兵庫・加古川市 任意の聴取に関与を認める

2024年11月27日 0:00
【速報】17年前の小学生女児殺害事件 別の殺人未遂事件で逮捕の男を27日再逮捕へ 兵庫・加古川市 任意の聴取に関与を認める
勝田州彦容疑者(今月8日)

 17年前、兵庫県加古川市で当時小学生2年生だった女の子が殺害された事件で、警察は別の殺人未遂事件で逮捕されていた男(45)を、27日にも殺人の疑いで再逮捕する方針を固めました。捜査関係者によりますと、男は警察の任意の聴取に対し、事件への関与を認めているということです。

■別の18年前の殺人未遂事件で逮捕 勝田州彦容疑者(45)を再逮捕へ

 この事件は2007年、兵庫県加古川市で、小学2年生だった鵜瀬柚希さん(当時7)がの自宅の玄関前で胸や腹などを刃物で刺され殺害されたものです。

 警察は捜査にのべ5万人以上を投入してきましたが、目撃情報などが乏しく捜査は難航。17年間、犯人は見つかっていませんでしたが、警察は、2006年に兵庫県たつの市の路上で小学4年生の女子児童が刃物で刺され重傷を負った事件で今月7日に逮捕されていた勝田州彦容疑者(45)を、27日にも柚希さんを殺害した疑いで、再逮捕する方針を固めました。

 捜査関係者によりますと、勝田容疑者は警察の任意の聴取に対し、事件への関与を認めたほか、凶器などの犯行に関する供述が実際の傷の形状や数と矛盾しないことも再逮捕の決め手の1つになったということです。

■繰り返された凶行…たつの市の事件では「女児を物色」計画的犯行か

 勝田容疑者は2015年、姫路市で女子中学生への殺人未遂事件で逮捕・起訴され、懲役10年の実刑判決が確定。捜査の過程や裁判で勝田容疑者は、未成年の少女を対象にした卑劣な暴行などを繰り返していたことを認め、犯行の動機について「性的興奮を得るためだった」などと供述していました。

 さらに、服役中の2018年、2004年に起きた岡山県津山市での小学生女児殺害事件でも逮捕されました。逮捕直後は「首を絞めて苦しむ姿が見たかった」などと容疑を認めていたものの、裁判では一転して無罪を主張しましたが、無期懲役の判決が確定しました。

 捜査関係者によりますと、勝田容疑者はたつの市の事件についての逮捕前、任意の聴取に対し、「事前に小型のナイフを買って事件現場に向かった」という趣旨の供述をしていたほか、「事件後にナイフは捨てた」「塾帰りの女の子を狙って物色していた」「防犯カメラがある場所は避けた」という趣旨の供述をしていたということです。

 17年前の加古川での事件については犯行を示す証拠が乏しいとされる中、兵庫県警は今後、本格的に勝田容疑者の取り調べを行い、犯行の裏付けを進める方針です。

最終更新日:2024年11月27日 0:23