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【速報】“女性問題”岸和田市・永野耕平前市長が市長選『出直し出馬』表明 2度の不信任決議で失職 「デマやウソ排除し正しい情報を」二馬力選挙に「市民が決めること」

2025年3月18日 10:01
【速報】“女性問題”岸和田市・永野耕平前市長が市長選『出直し出馬』表明 2度の不信任決議で失職 「デマやウソ排除し正しい情報を」二馬力選挙に「市民が決めること」
永野耕平 岸和田前市長(3月18日)

 “女性問題”で市議会から2度の不信任決議を受け失職した大阪府岸和田市の永野耕平前市長(46)が18日午前10時から会見を開き、4月6日に行われる市長選に、無所属で「出直し出馬」することを正式に表明しました。

 永野氏は、「(市長として)7年間やってきた実績がある。増税ではなく改革で財源を生み、医療・福祉・教育を充実させる」と語り、再選した場合の議会との対応について「(当選したら)民意だと受け止めると言ってくれている。議会にも歩み寄って、市民のために信頼関係を構築したい」と述べました。

 自身の当選を目的としない、いわゆる“二馬力選挙”について問われると、「(自ら)何か言うことはない。市民の皆様が決めること」との見解を述べ、「デマやウソを排除して民主主義の根幹である“正しい情報”を届けてほしい」と訴えました。

■「説明責任果たした」議会解散も…「解散で莫大な税金」再び不信任

 永野前市長は、不適切な関係にあった女性から裁判を起こされ、500万円の和解金を支払いました。永野氏は、不倫関係にあったことは認めたものの、性的関係の強要はなかったと否定していましたが、去年12月、所属していた大阪維新の会から「離党勧告」処分を受け、さらに、市議会から「市政の混乱を招いた」として不信任決議が提出され、賛成多数で可決しました。
 
 不信任決議に対し、永野氏は「説明責任は果たした」「個人的なことについて市議会で扱うものではない」として議会を解散。先月2日に市議選が行われ、前職22人と永野氏の妻を含む新人2人が当選しました。その後、「大義の無い解散によって(市議選で)莫大な税金をかけた」ことなどを理由に、先月14日、再び不信任決議が提出されて可決し、規定により永野氏は自動的に失職しました。

 2度目の不信任決議を受けた永野氏は、「改革も道半ばでまだまだやるべきことはある」として出馬を検討する意向を示していました。

 4月6日に投開票が行われる岸和田市長選には、市内の郵便局長を務めた佐野英利氏(45)が立候補を表明しているほか、「NHK党から国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)が立候補の意向を示しています。

最終更新日:2025年3月18日 11:23